Our Mission

沿岸海洋環境を支配する要因の解明のために、また沿岸海洋における現代的諸問題の解決のために、ミクロな視点でミクロな領域を扱ってきた従来の各論的沿岸海洋研究を統合し、ミクロな視点を維持しつつマクロな領域に展開する新しい沿岸海洋学を形成する。
日本沿岸海洋をターゲットに、栄養物質環境の成り立ちを陸域から外洋までのつながりの中で供給源や変質プロセスに遡って解明できるシミュレーションシステムを構築し、マクロ沿岸海洋学を実現する中心的手段とするとともに、沿岸海洋の将来予測や影響評価の基盤とする。
これを用いて「沿岸海洋の生物生産を支える栄養物質供給において陸域と外洋のどちらが支配的か」という問題に回答する。

計画研究班

A班

A01:
沿岸-外洋間海水交換プロセス
A02:
栄養物質の陸水からの流入と外洋への移出
A03:
沿岸生態系による陸域起源栄養物質利用
A04:
シミュレーションシステム構築

B班

B01:
親潮・亜寒帯外洋域の栄養物質輸送
B02:
黒潮・亜熱帯外洋域の栄養物質輸送
B03:
沿岸-外洋間栄養物質フラックス推定

C班

C01:
陸水による淡水・土砂・栄養物質流出